
特定非営利活動法人ローゼン
私たちは、様々な業種のスペシャリストが【知識】【経験】【人脈】を持ち寄り、高齢化社会が抱える小さな課題から大きな課題まで、
真剣に向き合い考え続けます。


理事長
中西 文仁
なかにし ふみひと
昭和44年生まれ
株式会社文大 代表取締役
古物商 質業
終活アドバイザー
(ローゼンに参加のきっかけ)
私の叔母が亡くなり後を追うように叔父も亡くなった事で後の手続き、片づけ等身内が大変な思いを致しました。運営する古物業を通しお客様も同じような思いをされている方が多くいらっしゃる事を知った事、超高齢化が避けられない将来、ここ備後エリアで何か私にもお役に立てる事があるのではないかという思いで参加いたしました。
(ローゼンで行ったらいいなと思える仕事)
・行政サービスや地域包括支援等の手の届かない隙間等の困りごとに対してお役に立てるようなサービスの提供。
・終活に対する不安の解消や地域企業との橋渡し的な役割。
・家族全員で前向きに「終活」について話し合う為の啓蒙活動。
(実際の困りごと)
・身内が亡くなって家財や持ち物の価値を調べるのにネットでの検索画面で査定業者を選定しましたが、故人の収集したコレクションは「ほとんど価値がない」と告げられそのまま持って帰られてしまった。(泥棒にあったよう・・・。)
・2世帯で暮らすため家財の処分をどこに頼めばいいか迷って数件電話問い合わせしたが、見積もりがどこもバラバラで適正な価格がわからない。一番安いところに頼んだら後で追加請求があった。
・処分しなくてもよいものまで持って帰られてしまった。
・親が住んでいた家(土地)を売りたいのだがどこの不動産屋に相談したらいいかわからない。(適正な価格がわからない)
・親が住んでいた家を貸したいのだがどこのリフォーム会社がいいか・・・ネットで探しても信用できないし、知人の紹介だと問題が起きた場合知人に迷惑をかけてしまう。
・親が葬儀社の互助会に入っていたが家族はそれを知らずに病院紹介の葬儀社で葬儀を行った為にサービスを受けれなかった。
・葬儀を行うにあたり亡くなった本人の知人友人どの範囲まで連絡したらいいか迷う。
・葬儀、式典の規模は金額のみでしか判断できない。
・先祖代々のお墓があるが、東京で生活しているため両親が亡くなった後どのようにしたらいいか?親族もいる為いろいろアドバイスを頂きたい。
・親が亡くなった事で銀行口座が止められてしまい、葬儀費用など急な出費に大変困ってしまった。
(日々何をしていることが楽しいか?)
・奥さんと子供と一緒にドライブや買い物に行ったり、自宅での食事や一日の出来事を話しているような何気ないひと時を過ごしている時間が楽しい。癒されます。
(特技はなに?)
・小学生の頃から空手をしておりました。現在は恥ずかしながら指導する立場ですが仕事都合でなかなか練習に行けない事から「幽霊指導者」のよう存在です。
(NPOについてどう思いますか?)
・行政と相談者と企業の中心に位置するような存在であり、良く言えば「橋渡し役」のような団体。「非営利」という事でなにか裏がある「怪しい」団体と感じた時もありました。
しかし、NPOだから出来る事、NPOしか出来ない事、それが皆さんのお役に立てる事だと知り、これからの超高齢化社会にはNPOは必要な団体だと思っております。
(ローゼンを誰に活用してもらいたいですか?)
・高齢者と生活を共にしている家族、訳があって別々に暮らす家族や身内、まだ自分には関係ないと思われている方々にいつかは必ず送り出す側、そのうち自分自身も送られる側に立つ事を想像して頂き家族、身内全員が安心した老後の準備をするため、備後エリアのすべての方々に活用してもらいたい。
(将来、どんな社会になるといいと思いますか?)
・AIやIoTなどが加速度的に発達することによって我々の暮らしはより便利で快適となる事は想像に難くありません。しかし少子高齢化が更に深刻になる事で人口減少も大変な問題となる事も事実です。将来、家族・身内・地域のコミュニティーが共助し合い、互いにリスペクトし合える環境は、人と人でしか出来ないと思いますし、また「ぬくもり」「感謝」「感動」を分かち合う事は出来ないと思います。私はそんな笑顔で温かい人情味の溢れた備後エリアになればいいなと願っております。